鳩子の詩集 - 3    

可憐丘公園の思い出

秋になると思い出すの。
小さい頃、まだ少女のような叔母に
手をひかれて行った
可憐丘公園(仮名)のこと。
丘から見下ろす町の景色の美しさ。
「あれがわたしたちの家」と、
指さす細い指先ほどの
つかのまのしあわせ。

私はもうあの頃の叔母より
だいぶ年をとってしまったけれど、
あの時の叔母と同じくらい奇麗になって、
いつかもう一度あの公園に行ってみたい。
そして叔母の去ったこの故郷の町を、
もう一度愛してみたいのです。