Hatopia計画1

昨年秋にこんなことを書きました。
「室町戦国時代には日本中を旅して歩いた修行僧のような人が多く……中には色白の美貌の若い僧もいて、宿をとった先で急にからだが異常をきたし、特に下半身が熱を帯びたりとかして……、一晩のうちに女性に成り変わってしまった、という話がいくつかあります。そして僧をやめて女性としてその土地で結婚して普通に暮らすようになったという話です。
 女性の半陰陽だったのかもしれません。けれど、性別の特別な人たちが生きてゆくための「受け皿」としても、僧侶の世界があったように思えます。そういう人たちを救済する組織としても機能していたのでしょう。女性に成り変わってしまった場合は、俗の生活に戻りますが、そうでない人たちは一生涯、僧で暮らすのでしょう。」(変成女子について)

 世俗に戻って普通の暮らしの女性になるか、僧籍のままでいるか、二つに一つの選択です。さあ、どちらを選びましょう。

 鳩子のホームページを見た印象としては、「普通の女性」がこれだけ大量の写真を恥ずかしげもなく(?)世界に向けて発信するはずがなく、難しそうな歴史を調べたりするはずもない、という見方もあります。日本の寺院の歴史が学問の場所として始まったことを考えると、鳩子のホームページはまさに後者の僧の道を地で行っているようなものです。また写真については芸能者的な傾向だといえなくもありません。

 けれど現代の価値観が、本来の普通の女性や普通の男性のものの見方や感じ方を希薄なものにしてしまっているとしたら、少し別の視点で自分や世の中を見ることも必要になるかもしれません。そうしたことは、限りなく本来の普通の女性や普通の男性の姿に近いものなのかもしれないのです。そうやって、自分が普通の女性ないし普通の男性でありえたことがわかったら、とても幸福な人生だったといえることでしょう。
 世俗なものもそうでないものも一つに溶け合う瞬間。
 そのための鳩子のホームページのプランが、〈Hatopia計画その1〉です。
 (2005.5.11〜6.15)

Hatopia計画2

 ホームページの内容は、特殊な趣味のページではないと思っています。私自身の趣味も普通の範囲です。トランスジェンダーなどの問題についても、社会に自然に溶け込むことが理想ですから、ホームページを登録して紹介してくれる所のカテゴリ分類は、「性」だとか「ジェンダー」だとかにことさら限定する必要はないわけです。トランスジェンダーとして「歴史」や「文学」などについての私の趣味のホームページやブログを作りたいだけなのです。つまり、「Hatopia計画その2」ですよね。 ^^*(2005/5/22)

抜粋
鳩子の関連のホームページは、薬物や心理療法や法制度に即すことによるのではない心の安定を求めて行くのがテーマです。それを求めながら過去の歴史をさまよって迷子になりそうなときもありますが、がんばってゆきましょう。(05/10/17)

Hatopia