桔梗の話

 秋の七草の一つ、「朝顔」とは、つまり桔梗のことだいわれていると、どの辞典にも書いてあります。五角形のラッパのような花の形は似ていますね。桔梗の写真は、これしかありませんでした。
 桔梗の話では、桔梗屋の文吉の話はどうでしょう。

 名門の家の武士でありながら、鼓の芸に打ちこみすぎて、浪人となった男、難波の天神橋あたりの長屋に移り住み、鼓の指南などをして、やっと暮らしお立てていたという。
そこへ、いつのころからか、桔梗屋の文吉という美童が、弟子となり、深い関係になった。雨の日もいとわずに通ってくる文吉のことを、人々は「世間にはもっと有名な師匠もあまたある中に、あれほど良いなりをして、なぜ、あんなにみすぼらしい男のもとに、金品まで運ぶのだろう」と、不思議がったとか。(男色山路露、鼓による恋)
 芸能や芸術の道ではとくに、たいせつなことなのでしょうね。

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