梅雨の季節にしっぽりと

<江戸の十二ヶ月シリーズ>です。

梅雨の季節は、ときどき土の上に、もっこりと、モグラが顔を出したときの盛り上がった土を見つけることがあります。
江戸時代にも、こんな川柳があります……。

 入梅や 下からむぐむぐ むぐらもち

「むぐらもち」とはモグラのことです。
情景をそのまま言葉にしただけのように見えると、そんなに面白みがないかもしれません。
奥村政信『粟島ひながた染』(元文(1736〜)頃)に載っていて、どうやら艶っぽい川柳のようなのです。
梅雨入りのように、しっぽりとしていると、なぜか下からむぐむぐと……。普通の女と思ったら、違ったというような意味のようです。

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