あやめ草

元禄時代の女形スター、芳沢あやめのインタビュー記事が、岩波文庫『役者論語』という本に載っています。「あやめ草」というタイトルです。

「女形は色が元なり」「平生を をなご(女子)にてくらさねば」というのは、有名な言葉です。

芸事についても、さまざま語られ、相手の役者についてですが
「下手を相手に取りたる時、その下手を上手に見する様にするが、芸者のたしなみなり」
これはなかなか高度な話ですね。「芸者」とは芸の達者な人という意味なんでしょうけど。
芸事のお話が多いですが、最後に「若女形」という言葉が出てきます。

「女形といふもの、たとへ四十過ぎても若女形といふ名有り、ただ女形とばかりもいふべきを、若といふ字のそはりたるにて、花やかなる心の抜けぬやうにすべし、わづかなる事ながらこの若といふ字、女形の大事の文字と心得よ」

四十過ぎても若女形。なかなか勇気づけられる有難いお話ですね〜♪。
「若」のイメージで生きること。新鮮さを失わず、いつも輝いていられるように……ということですね。
若衆の「若」も、同じような意味なんでしょう。

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