稚児桜

春です。
今年の冬は寒い日が多かったせいか、春の訪れも遠慮がちです。
冬のお肌のトラブルについては、去年とくらべて今年はだいぶ良い感じ。部屋を暖かくしたり、それからあまり色っぽくありませんがなるべく厚着をして暖かく過ごすとか、そういうことに気をつけてました。

稚児桜(ちござくら)という桜があるそうです。山桜の一種で、小さい花がたくさん咲くらしいです。「児桜」と書くこともあります。芭蕉の句にもありました。

 植うること子のごとくせよ児桜  芭蕉

山から運んで自分の庭に植えるわけですね。植えたあともずっと手をかけることが必要です。男が自分の近くに植える花は、恋人のたとえなのですが、「子」というのも恋人のことですから、とてもわかりやすい句のように見えます。でもちょっと、ひねりが足りないような……?、そんなことはありませんね。普通の桜ではなく「児桜」なのですから、そういう意味を隠しています。
同じ時期の作かどうかわかりませんが、こういう句もあります。

 子に飽くと申す人には花もなし  芭蕉

人の世の浮き沈みというか、逢うは別れの始めなんていう人もいますが、この道に関しては、そういうものではなかったようですね。芭蕉の時代は、まだ武士道的な稚児観がありましたから、飽きたとか、心変りなんていったら、武士なら切腹もの。庶民なら「花もなし」で済むわけなのでしょうか。
(写真は稚児桜ではありません)

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