てよだわ言葉

NHKドラマのナレーションで、大女優の若尾文子さんのだわ言葉は、復古調と言ったらいいんでしょうか……。
年配のトランスのお姐さんがたの使うだわ言葉について、いまどきあんな言葉を使う女性はありえないとか、そんな若い人たちの厳しい指摘もあるようですが、ある程度は多目に見てあげてもいいんじゃないかとは思います。毒舌のオネエキャラなら、どんな言葉でもただ圧倒されるばかりですけれど。
よくコメントしてくれた一般女性のMさんのブログで、ああいう女言葉は使わないと書かれていました。でも彼女のブログで2、3使われてた記憶があります。飲食店で居合わせた男性グループの傍若無人ぶりに対して、「冗談じゃないわよ」という感じでした。

てよだわ言葉というのは、もとは東京下町の男言葉で、「〜だってよ」とか「こりゃもうだめだわ」とか、あきれてものもいえないわっていうときなどに使う言葉で、それを若い女性が真似して、尻上がりアクセントに変えて広まったものだそうです。
「冗談じゃないわよ」というのも、自分にはそういうことはできませんという、あきれた感じが出ていますね。だから最後まで残ったのかも。
「あたし」というのも下町の男言葉だったかもしれませんね。こちらは女言葉としては残るんじゃないでしょうか。「わ」と発音するには少し力まないといけませんから。

だわ言葉はだいぶ衰退しましたね。耐用年数が過ぎたのでしょう。でもそれに代わる言葉がなかなか現われません。1990年代から、何でも尻上がりアクセントで区切って言う「半クエスチョン言葉」が流行ったりしたのも、代わる言い方を探してのことなのでしょうね。

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