家庭内捨て子?

以前、捨て子について書いたことがありました。最近は捨て子というのはあまり見かけませんし、話にも聞かなくなりました。世の中が良くなったから捨て子が少なくなったのか、それとも家庭内離婚ならぬ家庭内捨て子が増えてしまったのか……。親の虐待で命を失うくらいだったら、捨て子にされたほうが、どんなにか幸せなことかもしれません。
それができないのは世間体をとりつくろうとするからでしょうか。

第2次世界大戦のころの日本軍は、冷静に戦況を分析して時には撤退するようなことはほとんどしなくて、とにかく前へ進んで玉砕を繰り返し、(個々人については)犬死にとは言いませんが、助かる命をずいぶん落としてきたらしいです。官僚社会とはいつかはそういう破局を迎えるものらしいです。ほんとうは名誉ある撤退が必要な場面が、必ずあるわけなのでしょうね。

子育てはほとんど母親一人の責任であるかのような風潮は、大正時代ごろから少しづつ広まったものらしいです(香山リカさんだったかの話)。
大正時代の童謡で『あした』というのがありますが、「♪おかあさま泣かずにねんねいたしましょう」という歌い出しで、女の子が母親を慰めるような歌詞になっていて、テーマはいわば「母の弱さ」です。こういう母親像はその後否定されてしまったのですね。息子を戦場に送り出す気丈な母、「強い母」が宣伝されて、そのまま現代に至ってしまっているのかも。

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