身長差

5歳あるいは10歳くらい年の差がある人どうしでは、たいていは若い人のほうが身長が高い、という時代が、少し前までありました(これは同性に生れた人どうしのことですけど)。
日本人の平均身長が急速に大きくなって行った時代があって、それは20世紀の、近代日本の経済成長の時代と重なっています。
トランスさんからみると、年上で背も高いという2つをそなえた男性は、ある時代まではとても希少価値があったわけです。

ところで、現在は東洋人よりも西洋人のほうが背が高い傾向がありますが、有史以来ずっとそういう差があったかというと、そうでもないようなのです。15世紀ごろ東南アジアを訪れたヨーロッパ人の記録によると、当時は、平均身長はヨーロッパ人よりも東南アジアの人のほうがやや大きかったそうです。文明についても、当時はまだ東洋のほうが優位だったようなところがありますね。
(画像はコロンブスと上陸した西大西洋の島の先住民の絵ですが、ほぼ同じ身長)。

その後の時代になってヨーロッパ人やアメリカ人は大型化していったことになります。
でも20世紀前半のアメリカ映画を見ると、小柄な感じの男性スターも多いです。フレッド・アステア、ジーン・ケリー、フランク・シナトラ、チャップリン。彼らくらいの体格が、当時のアメリカの平均だったのかどうか。
日本人は東南アジア人と違って、背が低かったという15世紀のヨーロッパ人(フロイス)の記録もあります。

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コメント

まりっぺ : 2010年2月9日 07:11

最近の若い女性は、2、30年前に比べて背の高い人がすごく多くなってきたような印象があります。170cm超の女性も全然珍しくはないですね。婦人服のサイズもMの場合、昔は身長157cmに作られていましたが、今は163cmに設定されています。
逆に今の男子大学生で身長160cm以下の人も以前より多くなってきたような・・・そのうち日本人の身長の男女差がなくなっていくのかもしれませんね。

鳩子 : 2010年2月9日 22:03

日本人男子の平均身長は、今の30代よりも20代のほうが少し小さくなったという経済産業省のデータがありますね。バブル崩壊以後、体格面でも縮小に向かっているのかも? 格差社会が進むと、体格面の差が広がって小さい男子が増える可能性もあるかも?
女子は最大のピークが男子よりずれているデータなのですが、今後やはり縮小になるとしても、男女差が小さくなることは、ありえないことじゃないかもしれません、ほんと。

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