桃太郎と女の子

マザーグースの歌は同じ歌でも英国の地方によって詩やメロディが異なっているものがあるそうで、日本の昔話でも香川県で桃太郎は女の子だったりするように、さまざまなものがあるのと同じだと、鷲津名都江先生の本に書いてありました。
そこで気になって未来社の『日本の民話』という本を見たのですが、香川県の部には桃太郎の話が2つありましたがどちらも男の子でした。同じ県内でもさまざまなのでしょうね。
インターネットで検索すると、ほうぼうに書かれてましたが、ほとんどがWikipediaのコピーのようです。Wikipediaの記述は簡単すぎて出典も書かれてありません。

小西酒造のコラム「食卓日本昔話」でやっと見つかりました。
「おばあさんが川から持ち帰った桃は食べてしまいます。桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんに子どもができ、男の子のように元気のいい女の子が生まれます。そして、あまりにかわいいので鬼にさらわれないように桃太郎と名づけ育てる」。
http://www.konishi.co.jp/html/fujiyama/column/cooking_j/momo/
なるほどと思いましたが、でも最近の脚色が加わってるような気がしますね。からだの弱い女の子にクマとかトラとか強い動物の名を付けることはあったでしょうけどね。鬼がさらってゆくのはからだの弱い子なんです。それは夭逝を意味します。元気すぎた女の子なら、もっとしおらしい名前にしてバランスをとると思います。「鬼が可愛い子を選んでさらう」というのが古い昔話っぽくない気がするんです。この「鬼」は現実の人間の形をした「鬼」なのかもしれませんね。
「さぬきの桃太郎」http://tetsutanaka.blog58.fc2.com/ という讃岐(香川県)地方の専門的サイトがありましたが、女の子という話は見つかりません。

Trackbacks

コメント

< 顔ハメコラージュ? | top | 雨降りお月さんのお話 >