職業もいろいろ

宝くじを買ったこともないあたくしですが、投資ということもよくわかりません。

さて第1次産業というのは自然から食物などを作ったり採集して売って暮らしを立てることです。第2次産業は、人工の物を作ったり加工して売って暮らしを立てることです。生産された食べ物や道具は生活に不可欠のものですから、買う人は対価を支払って満足するわけです。
第3次産業は、物を流通させる商業などがありますが、こういう流通サービスについても買う人が喜んでくれれば、売る人も生きがいを感じることができるわけですね。そのほかサービス業といわれるものは、目に見えない"商品"であってもお金を払う人が満足してくれるというのが基本です。
買う人は、買った物を消費して得られる利益に対する対価を支払うというだけでなく、心の満足に対する対価もプラスして支払うわけなのでしょう。ここがかんじんです。

ところが、投資などで収入を得る仕事は、3つのうちにどれに属するのでしょう。1や2のように物を作るわけではないので、第3次産業なんでしょうね。でも喜んでくれるのは誰でしょうか。金融会社は違いますね。企業ですから個人消費ではないですし、たしかなのは金銭収入になったという喜びでしかありません。
あるいは株などを通じて企業にお金を貸したことは一種のサービスなのであって、そのサービスの対価として配当を受け取るのだとすれば、なんとかサービス業の一つに入るのでしょう。でもややこしいですね。そのサービスを受ける側はやっぱり経済的利益があるので消費者とはいえません。

「働かざるもの食うべからず」と言ったのはロシア革命のころのレーニンだと聞いていますが、これは要するに不労所得をいましめた言葉のようですね。地代などで収入を得る地主階級などの働いてない人は食う資格がない、彼らにお金を支払って食わせてあげる必要はないという考えです。
(最近の日本では、派遣労働者層の固定化や拡大を狙っている人たちが、就職しないニートの人たちに対して「働かざるもの食うべからず」などと雑言を吐いているそうですが、困ったものです)

とはいえ、日本人は、昔から、あまり働かないでそこそこの収入があれば、あとは趣味人としてのんきに暮らしたいと考えている人が多いらしいです。でもだんだん将来への不安感がつのる世の中になると、「そこそこの収入」の範囲がわからなくなってしまうんでしょうね。

むかし江戸の町では、どんな仕事でも食べていけたようなところがあったらしくて、たとえば道を歩いて声がかかると、耳掃除をしてあげて、爪を切って磨いて色まで塗ってくれるような商売の人とか、飼い猫の蚤を取って歩いているような仕事の人がいたり、けっこうオタクっぽい職業の人がたくさんいたみたいなんですね。
日本の昔の長屋の大家さんは地主階級とはだいぶ違います。

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