匂いガラス

子どものころ、匂いガラスというのを持っていた子がいました。

匂いガラスというのは、もっと古い世代の人には思い入れの深いもののようで、唐十郎という人がお芝居にも書いてますし、20年以上前ですがテレビドラマにもなったことがあります。あのドラマは見た記憶があります。
バレリーナをめざす少女の持ってる匂いガラス。ある大人の女性が持ってた匂いガラスもあって、少年は2つの匂いガラスを見たことになるのですが、少女のセリフに
「アタシのとどっちがいい匂いがした?」
というのがあって、これは男女の深い関係を匂わせる言葉ではあります。
"LOVE"という文字のVのところにガラスでスジを引くと、VがNになってLONEに。つまり、愛が孤独に変わるとき……。

で、子どものころに見た匂いガラスには、それほど魅力は感じなかったのです。ガラスではなく、アクリル系の樹脂のようで、机などにこすりつけると削れたところから匂いが出るわけですが、机を傷つけるようなことはいけないとされる時代になってましたし、ガラスではないプラスチックみたいな点も、ひっかかりを感じたのでしょうね。

でもドラマはかなり良い出来のものだったと思います。グーグルで「匂いガラス」で検索して1番のページでドラマの映像の一部が見れるようですが、中島みゆきの歌も聞こえます。右サイド下の「検索」で"www"にチェックを入れて検索してみてください。
石橋蓮司の役もよかったですね。

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