人生の墓場とは

学生のころ、ある男子学生が突然髪を短く切って就職活動を始めたとき、仲間たちは彼のことを冷やかしたものでした。「彼ももう終わりだね」と。そんな噂をするようになりました。
彼のその後はレールの上をまっしぐら?、普通の会社に就職して普通に結婚して、そして会社のためにわき目もふらずに定年まで働いて……、彼ももう先が見えたね、と。
いつも音楽や芸術のことを、夜が白むまで語り合っていた仲間たちでした。

「結婚は人生の墓場である」という有名な格言がありますが、このばあいは、就職が墓場だといわんばかりの。1970年代。若者たちが純粋な、そういう時代もありました。

結婚は人生の墓場である……。このごろは、あまり言われなくなりましたね。やはり若者たちが恋愛至上主義の時代だからでしょうか。今の不況下ですから、ブライダル産業についても、国民こぞって応援するようになっているのかもしれませんけど?

Trackbacks

コメント

まりっぺ : 2008年5月16日 23:06

そう言えば、「独身貴族」とか「青春を謳歌」するとかも、聞かれなくなりましたね。今の若い子たちは若いときに自由奔放に羽目を外すことは、あまりしなくなったようです。
それが結果として安定という結婚願望に繋がっているのかも知れませんね。しかしなぜか統計的には生涯未婚率と離婚率は毎年過去最高を更新しています。

鳩子 : 2008年5月17日 01:57

将来が不安だから安定路線なんでしょうか、
最近は男の子にとって恋愛の比重がどんどん大きくなってるみたいですし、
以前はクリスマスも多様でいろんな過ごし方があったと思います。
でもなぜか独身の人は増えているわけです。
願望や期待はいいんですけど
期待は失望の母であるという言葉もあります(漫才のセントルイスだったかな?)

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