「翼」のイメージ

むかしのNHK人形劇の「ひょっこりひょうたん島」には、いろんな劇中歌がありましたけど、『もしも僕の背中に翼があったらなぁ』という歌が良かったという声はよく聞きます。歌っていたのは博士(中山千夏)でした。この歌は、大事なことを急いで知らせてあげたいという場面で歌われてたみたいです。

赤い鳥というグループの『翼をください』という歌もありました。歌詞はちょっと漠然とした感じですが、グループ名も「鳥」ということで……。

空を飛ぶ歌といえば、荒井由実の『ひこうき雲』ですよね。歌詞には「翼」という言葉はありませんが、私が「翼」という言葉からイメージする一番の歌です。深夜に一人ひっそりと聴いていたら、怖くなってきたのをおぼえてます。あの歌はどう聴いても、高い窓から飛びおりて死んだ人のことを歌った歌ですし、でも綺麗な詩で歌うところが良いのでしょう。そうでなきゃ浮かばれませんからね。

私も若くして死んだ人のことを詩に書いたことがありますが、ちょうどお盆の季節ですし、ちょっと思い出してみました。

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コメント

まりっぺ : 2007年8月15日 10:48

その『ひこうき雲』ですが、当時は人の死を流行歌であつかうのはタブー視されていたようです。そして『ひこうき雲』にはこんなエピソードがありまして、実は体に障害を持った小学生がいじめを苦にして、学校の窓から飛び降り自殺したそうです。その子はなんと荒井由実の同級生でした。(松任谷由実:『ルージュの伝言【文庫本】』より)

鳩子 : 2007年8月16日 03:14

小学生時代の悲しい思い出だったのですか、「あまりにも若すぎた」という歌詞から高校生くらいかと思っていました。
鎮魂歌というのも歌の大事な役割のように思います。

個人の自殺というテーマは、流行歌では少ないのでしょうね。
戦前では、事故死した学生たちを歌った「七里ヶ浜哀歌」や、心中事件の「天国に結ぶ恋」などが有名ですが、戦後のヒット曲では死に別れの悲恋の歌ならいくつか思い出せるかもしれません。最近は失恋の歌そのものが少なくなってるようですし、死に直面する機会が少なくなってしまった時代だからなのかも。

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