床屋嫌いの子

1960〜70年代の子供たちの髪型は、男の子でいちばん多かったのが、「坊ちゃん刈り」でした。後ろはバリカンで刈り上げて、前髪は眉の少し上で横にまっすぐ切りそろえる、ちょうど皇太子様や秋篠宮様もそんな感じでした。庶民の子は宮様よりは髪をやや短めにする子が多かったと思いますが、それは床屋に行く回数を減らして床屋代を浮かすためでした。
男の子では、他には、七三に分けたり、スポーツ刈りの子もいました。

女の子で多かったのは、「おかっぱ」というか、ボブヘアでした。あごくらいまでの長さで、ちょうど紀宮様もそんな感じでした。
髪の長い子は三つ編みに編んでおさげにしてました。
「おかっぱ」と同じくらい多かったのが、ショートカットというか、後ろをボーイッシュにカットする髪型で、デビューのころの山口百恵のような感じです。

男の子の坊ちゃん刈りが、一ヶ月くらいたつと、髪が伸びて女の子のショートカットに似てくるわけです。前髪が伸びて眉まで隠れるようになって、この状態で内緒でスカートでもはいてみれば、どう見ても普通の女の子です。だから床屋が嫌いになるわけですよね。

床屋さんで終わった後にくれるチューインガムや飴には、よくだまされたものです。
それでも床屋が嫌いな子のことを、家族はどう思ったのか、床屋で大人が世間話をしている雰囲気が嫌なのだろうとか、どう思ったのかはわかりませんが、バリカンやハサミを買ってきて、ホームバーバーということになってしまいました。なかなか世の中は思うようには行かないものです。

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