性同一性障害と更年期障害

ちょっと英語の勉強です。

英語で Menopausal Disorder が更年期障害。
Gender Identity Disorder が性同一性障害です。
Disorder は不調とか疾患とかいう意味で、障害とも訳されるわけです。

心身障害者は、mentally and physically handicapped person。
handicapped が「ハンディのある」という意味で、Disorder とは全然別の言葉です。

つまり性同一性障害者は障害者ではないのですが、訳語がどちらも同じ「障害」なので、いろいろ誤解があるようです。
そのため、性同一性障害の人は、なぜかカワイソウな人と思われがちですが、更年期障害のオバサンはそういうことがないです。

フリー百科事典のウィキペディアの「性同一性障害」という項目はとても詳しく書いてありますが、「更年期障害」は現在のところ項目だけで何も書かれていません。若い人たちの手で始まったサイトなのでしょう。

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コメント

まりっぺ : 2006年8月10日 10:51

「障害」
補足になりますが、学習障害は Learning Disabilitiesといいます。

精神疾患の分類では一般的に、脳の機能障害はDisabilitiesを使い、心身的な負担がその疾患者に感じる場合はDisorderを使います。
ただし、Disorderを「障害」と和訳してしまったのはよろしくなく、
「○○症」と訳すべきだったのかも知れませんね。

あと英語圏ではGID(Gender Identity Disorder)は滅多に使わないそうです。医学用語でTranssexualism、社会学用語でTransgenderが一般的ですね。でも向こうでの日常会話でTranssexualというと、「性転換した男娼」という意味になるので注意が必要です。

鳩子 : 2006年8月10日 13:05

言葉の言い替え
Disabilities ……、3つの言葉が1つの言葉に訳されるわけですか。
辞書によれば、Disorder には"混乱"の意味もあるそうですが……

> 英語圏ではGIDは滅多に使わない
そういえばどこかで聞いたことがありました。このブログの右サイドメニューのカテゴリーに「トランスジェンダー」とあるのは、性同一性障害というキーワードでのアクセスが多いために付け加えたのでした。もし外国の人が見る場合は、日本の事情を察してもらうしかないのでしょう。
日本人は<b>忌み言葉</b>への意識が現代でも根強いですから、何でもかんでも次から次へと言葉の言い替えをしないでは落ち着けないようなところがあるんでしょう。でもそれで語彙が増えるのなら良いのですが、表面的に似ているから1つの言葉で済まそうとするのは、ものごとの本質の認識からは遠ざかってしまいそうです。

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