哀しきトランスジェンダー

就職難なので、ニューハーフにでもなってみようかという若い人もいるそうですが、実際は体育会系の男社会だったりして、思い描いたようにはいかず、世の中はそんなには甘くないらしいです。
最近は売れなくなったホストがニューハーフに転職したり、その逆もあるような、Mさんのお話。

トランスするのにそれが本人の意志によるものなのか否か、という分類法がありましたが、「就職のため」というのはどうなるでしょうか。どちらにしても、分類の意味にどれほどの価値があるでしょう。哀しきものはトランスです。

女装(じよそう)の被葬者」のところで書いた「古代の二人の首長」の話は、鳥越憲三郎という歴史学者の本にも出てきます。年少の弟が皇位を継承する末子相続が古代に多かったのは、兄が政治、弟が祭祀という分業統治だったからだという説です。当然天皇は女装のようになるでしょう。
こうした統治形態が地方の村々にまで行われていたとしたら、祭祀者になりたいという年少者たちが何人もいたとしても不思議ではありません。事実、皇位継承争いをはじめさまざまな事件は歴史をにぎわしています。年長者たちの権力に対して、年少者たちは、別のものを求めたともいえます。

となると、歴史上の王や、祭祀での女装は、「個人の意志」によらないモノと分類されてきたことも、大きな疑問になるわけです。

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