いろんな「親」

 9/8 の"至福の「家族」"で、「村で生まれた子は、村の子であって」と書きましたが、古い社会にはいろんな「親」がいて、今ほど"独占的"な関係ではなかったようなのです。ちょっと拾い出してみましょう。
・フスツナギオヤ  へその緒を切ってくれた産婆さん。取りあげ親。
・なづけ親  命名した人。成人して改名したときの名づけ親もある。
・乳親  乳母。必ずしも母親に母乳が出なかったからという理由でもないらしい。
・拾い親  からだの弱い子を一度橋のたもとなどに捨てるふりをして、決めておいた人に拾ってもらい名前も新しくつけてもらって生みの親が引き取るという風習。
・宿親  結婚前の男女が決められた家に寝泊まりし、部屋を貸した家の主人は、宿親として結婚に力を貸す。
・そのほか成人前の女子が決められた家の子守をし、子守(親)と子の関係が一生続く慣習。
・里親や里子が慣習化している例。仲人親。長屋の大家 etc...。
大正時代の童謡で「里子」をすごく哀しい存在とした詩がありましたが、以前はそうではなかったし(皇室にも里子のような風習がありました)、子守唄もだんだん哀しい子守の歌になってゆきます。

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