中学生のころの身長

 中学一年生になったころ、あたしは背がかなり高いほうで、すらっとしてけっこうかっこよく見えてたかもしれません。けれど二年生、三年生と進むにつれ、まわりの男の子たちがぐんぐんと大きくなり、卒業のころは、あたしは平均よりほんの少し高い程度のただのやせっぽちになっていました。
 自分の視線より下に見ていた男の子たちが、見上げるようになってゆき、腕は太く胸も厚くなってゆき、彼らは異次元の人種になってしまうのではないかという違和感を感じていました。あたしの身長は既に周囲の大人の男性たちよりも高かったので、彼らはそういう大人たちとも違う今までに存在しなかったような人種になっていくのではないかと思いました。その「異次元の人種」こそ、「男性」にほかならなかったのかもしれないのですけれど……。
 小学校の高学年のころは男子より女子の平均身長のほうが高く、中学卒業のころになると男子が10センチも大きくなるというデータがあります。大きくなってゆく男の子を見て、女の子たちは、時にはまぶしく思い、時には恐怖を感じ、「男女の違い」を認識して行くのでしょう。あたしの場合は、当時は「同性における違い」ということだったのでしょう(ちょっと複雑です)。
 身長が一番伸びる時期は、女子が小学校高学年、男子が中学生のころだそうですが、あたしの場合は当然にも(?)その中間で、小学校六年生から中学一年生のころでした。

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