歩きかた

今の人が歩くときは、左足を出せば右手を出し、左右交互に歩きますが、このような歩き方は、明治時代の軍隊から始まったらしいです。そういう歩き方でないと近代軍隊として効率が悪かったのでしょう。そして国民は小学校のころから行進のしかたを徹底して教えこまれました。
 それ以前は左足と左手が同時に出る歩き方でした。今でも民謡の振り付けなどにはそういう動作が多く、また黒沢監督の時代劇映画ではそういう歩き方になっているというお話です。江戸時代の風俗図絵で子供たちが走り回っている絵を見ると、確かにそのように描いてあります。
 そんな歩き方をしてたら、モンローウォークのようなセクシーな歩き方はできないと思う人も多いかもしれません。けれど、実際に人が外を歩くときは、物を持って歩くことが多いので、腕は振らずに歩くことが多かったと思います。武士の左手は常に刀に手を掛けて歩き、農夫は農具をかつぎ、町娘は団扇を持ったり提灯を持ったりですし、腕を振らずにどうやってからだのバランスをとるかといえば、腰を振るしかないでしょう。和服の後ろ姿は、お尻の形や揺れかたがはっきりとわかるもので、和服はお尻のセックスアピールに適した服装なのだと言う人もいます。腕を振らなければ自然にお尻を振るようになるのは、当たり前ですよね。

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