夢十夜

夏目漱石の『夢十夜』という1つが3ページくらいしかない物語。
 「死んだら、埋めてください。大きな真珠貝で穴を掘って、そうして天から落ちてくる星の破片を墓標に置いてください。そうして墓の傍らに待っていてください。また逢いに来ますから」 「百年待っていてください」
 女はそう言って息を引き取ります。男は言われた通りに待ってみましたが、百年たったのか、たたないのか、女に騙されたのではないかと思うころ、苔のむした墓標の下から青い芽がふいてきて白い百合の花が咲きます。花びらに天から一しずくの露が落ちたとき……。
 美しいお話ですね。

青空文庫 夢十夜(夏目漱石)

2007年1月、「ユメ十夜」という映画になるそうです。

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コメント

鳩子 : 2007年1月24日 23:56

こんど『ユメ十夜』というオムニバスの映画になるそうですね

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