一年の終わり


30日に初雪が降りました。
年末の記事のいくつかは ミスで消えてしまいました。
よい年が来ますように。

れんこん

お正月のおせち料理にも蓮根は使われます。蓮根は古くから長寿のしるしとされ、一年の健康を願ってお正月にいただくものといわれています。

さて別のレンコンの話です。つまり戦後まもなくのころ「上野の森」などで春をひさいでいた人たちの高等テクニックのことで、片手を後ろへ回してお尻から太ももの間へ覗かせてその手で男性のものを受けるというか、男性は相手が生来の女性であると信じて疑わなかったというお話。話からすると二人向き合う体位なのでしょう。

手を後ろへ回して……というのを、むかし真似してみたけどできませんでした。手が短いからです。
床に足を伸ばして座って背筋を伸ばし、両手でこぶしを作って下におろしたとき、指のつけ根のところが床に届きません。

★補足 なぜレンコンというかは、八百屋さんで見たりする「食材」としての視覚的な形状しかイメージできないと無理があるかもしれませんね。栽培形態とか採取法がイメージできないとダメかも。

「古いポラロイド写真」

クリスマスイブの日に詩集の「古いポラロイド写真」について良かったというメールをいただきました。嬉しかったです。あの詩も書きながら泣いてました。「スイート、ビター、アンド、ビター」ではないけれど、ほろ苦さも大人の味とわかるようになったころだったのかも?。年内にメールの返信をしたいと思います。

ひょっこりひょうたん島の劇中歌

むかしNHKテレビの人形劇で「ひょっこりひょうたん島」というのがありました。
1990年代にリメーク版が作られて放送されたときじっくり見ることができました。
劇中歌でいいのがたくさんあります。60曲入りの2枚組CDが昨年出たそうなので、欲しくなりました(※)。
http://www3.ocn.ne.jp/~sun0125/index.html

画像は1990年代のCD-ROMで、ゲームなどのほか「海賊の巻」の全部が小さい画面で見ることができます。

学生のころ深夜放送からラジカセにとっておいた曲で、このCDにもリメーク版にもなかったのが4曲あります。博士の「ドビンポットとガラクータ」「めでためでたのひょうたん山」、博士とトラヒゲの「チュッチュッチュッ・トレイン」、ドンガバチョの「アメリカではチャールストン」。最近MP3にデジタル化しました。

※ 2枚組CDの収録曲は、いかにも日本の歌謡曲のメロディーというものが多く選ばれ、少々失望の感がありました。

クリスマス (聖母と両性具有)

クリスマスとは、聖母マリアさまからキリストが誕生したことを祝うお祭のことです。時期は冬至が過ぎて太陽の活動が再生を始めるころ。
マリアさまが赤ちゃんのキリストを抱いている絵。日本ではオキナガタラシヒメ(神功皇后)とホムタワケ(応神天皇)の絵もそんな感じです。タラシヒメは仲哀天皇の后なのですが天皇が亡くなって1年以上してからの出産なので、一種の処女懐胎なのでしょう。聖母とは夫が不要なわけで、両性具有の一面を言うものなのかも。
(12/21 ブログ)

(12/21 ブログ)

柚子湯

冬至といえば柚子湯
柚子湯に入って風邪をひかないようにしましょう
ほかにどんな効用があるでしょうか
http://www5a.biglobe.ne.jp/~o-w/kounou.html
柚子のぬるぬるするところは
> 小ジワを防ぐ働き、シミ、ソバカスを薄くする働きもする。
らしいです

哀愁のヴィオロン

ラジオから聞えた歌は
 ♪少年のような身のこなし、ふくらはぎのかすり傷……
芝居小屋の女優さんを歌ったものでしょうか。

その歌の題名は「ホリゾント」、舞台の背景の幕のことらしいです。題名の付けかたが欧米的? 日本風なら歌詞に出てくる「哀愁のヴィオロン」のほうが響きがいいかも。(南佳孝・歌)

写真は左の足首のところに火傷の傷が写ってしまったときのもの。

Wishing cap


"Wishing cap"とは、つまり「願いごとのかなう帽子」のことで、ヨーロッパにそういう縁起かつぎみたいなものがあったみたいです。
ナイトキャップのようなその帽子をかぶって寝るといいらしいのですが、詳しくは知りません。
鳩子の場合は「Wishing hat」としゃれてみたわけです。
(12/14 ブログ)

読もうかな?

石井達朗『異装のセクシュアリティ』という本は、まあまあ読まれているのでしょうが、あたしは読んでませんでした。今ぱらぱらめくってみるとアジアやアフリカの民俗事例なども広く紹介されているようです。まえがきを少し読んでみると……、……なぜ読まなかったかがわかりました。性欲の話から始まっているのです。タイトルも「異装の文化誌」ではなく『異装のセクシュアリティ』なのでした。
読みづらい部分は飛ばして、「異装の文化誌」として読めないかしらと、ため息をつきました。夜も遅いので今日は休みます。

画像は「鳩子の別室」の「プロフィール」で使ってた画像。どこかのおまけのソフトで1枚イラストに作ったもの。

スクラップブック

スクラップブックの「日本史エピソード」は
それほど楽しくなかったなんて書きましたが、ネット検索による収集データが大半を占めていますから、玉石混淆で、いいものでも表面的にさらっと触れるだけの記事が多いのです。最近「世界の両性具有神話」の収集を始めてみましたが、やはり似たようなものです。
本日17万ヒットでした

鳩のポーズ

ヨガで鳩のポーズというのがあるそうです。
http://www.lila-yoga.org/newpage3-1.htm
つまり、思いっきり胸を反らせるわけですよね。
かなりむづかしいです。
鳩子はぜんぜん鳩胸ではなくて、ぺちゃんこの胸なんです。

※ 画像は「鳩のポーズ」ではありません

いつまでも若く

いつまでも若い綺麗な自分でいたいと思う。しみやしわがひとつもなかった綺麗な肌のころのままで。人間ってずいぶんわがままですね。
むかし農家のおばさんやお豆腐屋さんや魚屋さんのおばさん、畑仕事や水仕事でざらざらの手をしていました。彼女たちの人生もまた素敵な人生のはず。
中学・高校のころは、顔やその他ニキビだらけの男の子もいました。成長ホルモンのバランスがちょっと不安定だったからとも。女の子の場合は血行が悪かったりもあると、しもやけやひびだらけの手の女の子もときどきいました。思春期の女の子ですから本当に可哀想に思ってしまいます。そういう子たちは今はどうしているでしょう。

ネバーランドのお姫さま 他二題

ネバーランドのお姫さま 他二題 --イツコとエツコ--
むかしの作文三題。ショートストーリーのようなものですね。

 ネバーランドのお姫さま
ネバーランドのお姫さま(お子さま向け即席ネバネバ納豆のことではありません。念のタメ)こと、ハットリ・エツコです。妖精の粉のおしろいをかけたら、お姫さまになっちゃった。これぞハットリ忍法なのよ。全国のピーター・パンおじさん(おにいさんも)からお便りがきたら、あたしもきっと飛べるようになるから、あなたはフック船長をこらしめてね。あたしもマストの上から石を投げます。さるとびエッチャンにだってまけないよ。シリめつれつでバカなあたしですが、チャーム・ポイントは、おシリなの。そんなことシリませんでしたなんて、いわせないわよ。

 月夜のデート
ドラキュラ娘のエッチャンです。エッチャンはあなたのをみんな吸い取っていい気持ちにさしてあげちゃいます。そうするとあなたもドラキュラになっちゃうけど、へんなとこに吸いつかないでね。ロケットごっこはねらいがかんじん。
 こころはいつもなつかしいドラキュラの時代に生きているあなた。月夜の晩にデートしてね。

 ハットリの翁
今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取る中に、パッと光る竹なほ一筋ありけり。あやしと思ひて寄りて見れば、筒の中光りたり。中よりパッと出でたるは、三寸ばかりのパット二つなりけり。そを取りて胸に当てたれば、たちまちに美しき乙女となりにけり。蜻蛉羽の靡ける衣に装ひて都に出でたれば、ももしきの大宮人もかへりて見ぬ人なく、帝の寵愛を賜はるに及びたれば、わが身を恥ぢて里に帰りけり。後、パットリの翁と名を改めけるは、今なる服部の始祖なりけり。

★注 即席納豆うんぬんというのは、当時、「ハヤシランドの王子さま」とかいうお子様向けレトルト食品のCMがあったころの話です。(12/11 ブログ)

「宦官」について

「宦官(かんがん)」について辞書を調べてみました。

大辞泉(小学館+Yahoo)では
「東洋諸国で宮廷や貴族の後宮に仕えた、去勢された男子。中国・オスマン帝国・ムガール帝国などに多かった。王や後宮に近接しているため勢力を得やすく、政治に種々の影響を及ぼした。宦者(かんじや)。」

大辞林(三省堂+Yahoo)では
「去勢された男子で貴族や宮廷に仕えた者。古代オリエント・ギリシャ・ローマ・イスラム世界にみられ、中国では春秋戦国時代に現れてしばしば権力を握り、後漢・唐・明の滅亡の一因をなした。宦者。[*]寺(こんじ)。寺人。閹官(えんかん)。刑余。」

 大辞林では閹官などの類語も羅列されますが、「刑余」について調べてみました。
大辞泉……「1 以前に刑罰を受けたこと。また、その人。2 宦官(かんがん)。」
大辞林……「前に刑罰を受けたことのあること。また、その人。前科者。」
 大辞泉のほうが詳しいです。でもなぜ宦官のことを刑余ともいうのでしょう。

そこで広辞苑(岩波書店CD-ROM)では、
「【宦官】 東洋諸国で後宮に奉仕した去勢男子の小吏。元来は宮刑に処せられた者を採用したが後には志望者をも任用した。卑賤な地位であるが、常に君主・後宮に近接し団結力に富むので、勢力を宮廷に扶植し政権を左右するようになり、中国では後漢・唐・明の時その弊害が著しかった。宦者。寺人。閹官。閹人。刑余。・[*]寺(こんじ)。」
 これでわかりました。刑余とは宮刑を受けた人のことみたいですね。宮刑とは去勢の刑罰です。やはり広辞苑のほうが頼りになるかも? 「宦官」は中国語だから「東洋諸国」となるのでしょうが、ギリシャ語の翻訳語として使われる場合もあるでしょう。また「卑賎な地位」とは後世的な評価でのコメントのようですね。
[*] =門がまえに昏

 西アジア方面では、神に仕える女性たちの処女性を守るために、神に仕える男子を去勢したという説明もあります。神が両性具有であるためにそれに仕える神官も去勢して神に近づいた、王に仕える者も神に仕える者と同じにした、ともいいます。
 女子の初潮を神聖視したため、男子も同じ年齢のころ血を流して聖母に近づこうとしたとも。
鳩子の忘れな草紙・宦官とは

読書の秋に

わたしたちが自分自身を知るために、いろんな本を読んで、性同一性障害であるとか、T?であるとか、そういった大枠の中に自分自身を確認することで気が楽になることがあると思います。
 けれどいろんな例をたくさん知れば知るほど、自分自身の居場所は再び混沌とした霧につつまれ、ときに古い言葉でいうTSやら性転換症的方向へ激しく動揺してゆく自分の心がとても怖くて、そういった本を読むことはやめて、空想やメルヘンや古代の本を読むことに心の落ち着きを求めてきました。それは一見現実からの逃避のようにも見えたのですが、古い歴史を調べ学ぶうちに、決してそうではないんだということを少しづつ感じるようになってきました。
 鳩子のホームページの読書の欄をもっと充実させていきたいと思ってはいるのですが……(12/7 ブログ)

写真は、アングルとか光のぐあいで、丸い顔に写ったりすることがありますが、これは森山加代子似のと同じ日のものなんですね。

誰?

この顔、誰に似てるかちょっと思い出せません
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Setuna  2004/12/09/ Yumingで.....お気に入りは........
Down town boy......
あと......
Yabureta koino naosikata,osiemasu......

CDって.....いっくら聴いても.......
すりきれないんですね〜っ(^^♪

う〜んっ......
ひょっとして........
小林 麻美......(・・?????
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Hatoco  2004/12/10/ なるほど、 呪文をかけて、あぶだかだぶら♪ですね ^o^
CDは熱くなるのが心配ですよね〜
小林麻美といえば、雨音はショパンの調べ
http://www.toshiba-emi.co.jp/yuming/faces/interview/index_j.htm
↓ここの下のほうの三木聖子は、Hatoco系の顔ですよね ^^;
http://tat00095.hp.infoseek.co.jp/99109.htm

竹内まりや

竹内まりやはアイドル時代の歌もいいですよね。
再デビューの「もう一度」なんか聞くと、あたしももう一度がんばろうなんて思います。
お顔は何枚かの写真でしか見たことがありません。写真のイメージと実際と違うこともありますから、どうなんでしょう。
http://idolep.hp.infoseek.co.jp/70s/mariya-takeuchi/mariya.htm

松任谷由実

Yumingは、好きな歌はたくさんあるけれど、
「ジャコビニ彗星の日」〜 みんな寝静まった夜に音のない響きが聞えてくる感じ。
妹みたいね15のあなた 髪を束ね前を歩いてく……っていう「スラバヤ通りの妹へ」 〜 これ好きです

右の写真はどうでしょうね? 目と口のあたりがちょっとだけ似てなくもないような?^^ゞ

緑魔子

緑魔子という女優さんは今は知らない人も多いかもしれませんが、好きな人は大好きみたいです。某会館スタッフの人に、あたしは緑魔子に似ていると言われたことがありますが、少し似ているかもしれませんね?
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/mako/
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Setuna  2004/12/06/ 傷だらけの天使で........
真夜中に.......
はじめて......見たときから.......
なんか......なんかでした.......

そしたら......そしたら.......
あがた森魚と......デュエット......
赤色エレジー......
衝撃的......だしたー......
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Hatoco  2004/12/07/ デュエットの歌の中のセリフはたしか……
……あたしの名は朝子です。としは18、身長は163センチです。髪はまだ短いですが、じきに長くなると思います……
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まつ  2004/12/24/ 何年ぶりだろう。
緑魔子という名前を聞いたのは。
背筋に痺れるような感覚が走りました。
色んなものが変化していく。
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Hatoco まつさんありがとう
クリスマスメールもありがとうございます

森山加代子

(画像割愛)
森山加代子という歌手は、だいぶ前の世代の人たちが夢中になった歌手ですが、古いもの好きの鳩子は知っています。「ジョニー・エンジェル」「レモンのキッス」・・・いろいろ歌ってたようです。
この写真の顔がちょっと似てないかなと思ってます
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Hiromi  2004/12/05/ かよちゃん と呼んでいいですか。
私は古い人間なので、森山加代子といえば
(貴方に抱かれて私は蝶になる・・)と口ずさんでしまいます。
私が一番聞いていたのは奥村チヨさんでした。古いお話でゴメンナサイ・・・・
追伸・人形の家なんかも良く聞いたり歌ったりしていました。
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Hatoco  2004/12/05/ hiromiさんも詳しいですね♪ 
奥村チヨは昔の少女雑誌の絵のような顔で真似するのはちょっと難しいです。
人形の家はイメージチェンジ後の弘田三枝子でしたね、その前だとVacationとかビーマイベビー、悲しき片想いとか大好きでした。忘れちゃいけないのがジャングル大帝のレオの歌♪
森山加代子はこの写真一枚が似てただけなんです……、誰かに似てるとかあまり言われたことはありませんが、緑魔子に似てると言われたことがあります

「手紙供養」

いただいたお手紙を、年に一度まとめて燃やすことにしています。
心の中で「ごめんなさい」とつぶやいて、灰にします。
わたしはこれを手紙供養と呼んでみました。
逢えなくてごめんなさいという意味の手紙もあります。
それから、お手紙に書いてあったような離婚や失恋などでちょっぴり不幸だった人には、やっぱりしあわせになってもらいたいです。(1997年12月のノートより)

歩き方のお話2

(昨日の続きです)
 二本足歩行では、二本の足がともに地面に着地している時間はほんのわづかです。それ以外は片方の足が常に宙に浮き、もう一本の片足だけで立っていることになります。一本の足でからだを支え、しかも前方へなめらかに歩行するという人間の歩き方は、哺乳動物としては奇跡の進化といえるのかもしれません。
 二本の足は、二本の平行線の上をたどるようにして前へ進みます。一本の線の上を歩くようなモデルさんの歩き方については後で述べます。小笠原流でも、つま先は内にも外にも向けずに、平行な二本の線の上を歩くように、ということです。
 二本の離れた線の上を歩くわけですから、左足が着地して右足が浮いた状態では、からだは右側へ倒れやすくなります。右足だけ着地した状態では左へ倒れやすくなります。それでも人は、どちらにも倒れずに前へ歩くことができます。
 なぜ倒れないのかが不思議です。一つには前へ進もうとする慣性の働きがあると思います。それだけでなく、腕を振ったり、腰をくねらせてお尻を振ったりして、上手にバランスをとっているからなのでしょう。肩を揺する人もいますが、肩が動くと首や目の位置も動いて、周囲の事物の位置を正確に認識できないでしょうし、そういう歩き方は論外ということにします。

 頭部は二本の線の中央の位置を保ったまま、左足を着地したときは、お尻も左へ振ってからだの重心をやや左に移動させる、右足が着地のときはお尻も右へ動く、というのが、最も自然な歩き方だということになります。それは理屈の上では男性も女性も同じです。むしろお尻の小さい男性のほうが大きくお尻を動かさなければ重心のバランスはとりにくいとさえ考えられますが、男性があまりお尻を振らないのは、後ろの足の蹴りを利用してバランスをとっているからなのでしょう。ということは、蹴る力の加減でお尻も自然に振れてくるということなのでしょう。
 明治時代から日本人には軍隊の行進のときの歩き方が学校で徹底的に仕込まれてきたそうですが、その歩き方こそが、後ろの蹴りを重視した歩き方のように思います。そうした長年の呪縛から、わたしたちのからだを解き放ってみるのもいいかもしれません。
 お尻の大きめの人が男性装で歩くときは、意識して後ろの蹴りに力を入れていると思います。そのような人が女性装で歩くときは自然に歩けば良いのです。お尻の小さい人が女性装で歩くときは、おそらく蹴りの力の加減という感覚はなかなか掴めないと思います。その場合は、まっすぐ後ろに蹴るのではなく、やや外側へ蹴るような感じが良いのではないでしょうか。二本の平行線を広くして40〜50センチくらいの平行線の上を頭部がぶれないように歩く練習をすると、外側へ蹴るという感覚が掴めると思います。その感覚のまま平行線を狭めて歩いてみれば良いのではと思いますが、どうでしょう?
 一本の線の上を歩くような歩き方でも、後ろの足は外側へ蹴るような感じになると思います。後ろの右足をやや外側へ蹴るようにすると、お尻は左へ揺れて、左足のひざも一本の線の上から左へ移動し、その位置へ右足のひざが交差してきて前へ進むような感じです。一本の線の上を歩くモデルさんの足のつま先は外へ開いています。つま先が中心線から外にあるので、つま先で外側へ蹴ることができるのでしょう。そういう歩き方は日本にはなかったものだと思います。

歩き方のお話

 犬や猫と同じ哺乳類の人間が、二歩足で立って歩くというのは、よく考えてみれば不自然なことなのかもしれません。そうして人は、長い年月のうちに無理がたたって、腰痛になったりするのかもしれません。
 他の哺乳動物は、背骨と後ろ脚をまっすぐ直線に伸ばすということができません。人間の場合は後ろ脚を更に後方へ反るように伸ばすことができます。人が歩くときには、一本の脚は常に後方へ反るように残ったまま、からだをささえます。
 とはいえ、人の脚は前方へは胸に付くまで曲げられますが、後方へは少ししか曲がりません。人間の自然な歩き方というのも、後方へ残した脚を無理なくまっすぐ伸ばせるかが、見た目の上でも健康上からも大事なのだと思います。

 背骨が屈んで立つ姿勢だと、腰骨は後方へ傾いてしまいます。腰骨が後ろへ傾いたぶんだけ、脚を後方へ曲げるのが難しくなるのは当然です。その姿勢で同じ歩幅を保つには、ひざを常に曲げて歩くことになるでしょう。そのような姿勢と歩き方が腰痛の原因になるのかもしれません。
 そういう背骨が屈んでひざも曲がる歩き方では、上体に反動がつくような感じになって、屈んだ背骨が深く屈んだり起きたり、わづかですが上体の屈伸運動が発生します。高めの位置にしたベルトがすぐ落ちてきてしまうというのは、そのような動きが原因かもしれません。
 ひざを曲げずに脚を前にも後ろへもまっすぐ伸ばして歩くには、腰骨が前に傾くような姿勢、背筋を伸ばして背骨が後ろへ反るような姿勢が、やはりいちばん無理のない姿勢であり、しかも綺麗に見える姿勢なのだということがわかると思います。

 以上は、二本足で歩くときの前後の足の動きについてでしたが、今度は左右の動きについてです。(つづく)

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