人魚の涙

 
嬉しいときにも悲しいときにも出る涙。
(タマネギをきざむときやあくびをしたときにも出ますが)
土砂崩れの中から2歳の子が救出されたニュースにも、ちょっとうるうるしてきます。ドラマの中のみなし児がやっと食べ物にありつけて、がつがつ食べるシーンも見てるだけで涙が出ます。自分の子どものころのことを懐かしく回想するだけでも涙が出ます。なぜなんでしょう。
子どものころは痛いときや怖いときにも泣きました。そういうのを「救難信号」と見て、泣くのは弱い者であって、男は泣いてはならないという考えは、お武家さんたちが作ったのかもしれませんね。
お友だちと別れるときも悲しいけど、ずっと逢ってなかった人に逢えたときも泣くでしょう。インドでは「女の涙の歓迎挨拶」というのがあるそうで、ニュージーランドのマオリ族では、そういうとき合図があるとぴたっと泣き止むとか。日本でも泣き女(なきめ)といって葬式のときに専門に泣く役割の人がいました。
人類進化のアクア説によると、たくさん泣く動物は人間と水に住む動物だけだそうで、人間が水に住んでた名残りだとか。
少女マンガの少女のけなげでいじらしい姿にも泣けます。人は怒るときも涙が出るらしく、巨人の星の星一徹がそうでした。鳩子はそういう経験はないですけど、たぶん怒る前に悲しくなって泣いてしまってるのでしょう。
……いろんな涙がありますけど、泣きたいときはがまんせずに泣いていいんじゃないでしょうか(お化粧くずれには要注意ですけど ^^;)。

 人魚の涙
人魚の涙がこぼれおちて真珠になるお話はアンデルセンでしたっけ。ヨーロッパの広い範囲での伝説なので、日本にも伝わって今のお葬式でも真珠のネックレスが許されるのでしょう。
そのほか百科事典をみると……

--ナイル川の氾濫の水は女神イシスの涙である。
--エジプトのラー神が流した涙から人間の男女が造られた。
--兄のカウノスを慕って追いかけたビュブリスは、力尽きて倒れ、その流す涙が泉となった。(オウィディウス『転身物語』)
--罰によって人間の男性との恋しか許されなかった女神エオス、人間の寿命は短く、愛する息子メムノンに先立たれ、彼女の流す涙は朝露となって地上のすべてをぬらす。

涙をがまんしなくていいのは挫折の涙だから。なんでもがまんしなくてよいということではありませんよね。
11/1より shiromuku sn_diary を使用。

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