世代の話の続き

1980年代に松田聖子という歌手は、子どもから大人まで国民の各階層に比較的広く人気のあった歌手だと思います。それ以後はそういう歌手は出てないと思います。テレビも一人一台の時代になって、世代を越えた支持がなくても売れる時代になったというか、低コストで売るには、ユーザーを限定したほうが効果があるのでしょう。
そのころ総合雑誌というのもなくなりました。総合雑誌とは、かの『婦人公論』とかそういう雑誌のことです。ファッションの雑誌はファッションだけ、バイクの雑誌はバイクだけということになりました。なぜそうなったかの分析によると、雑誌は広告を取らないとやっていけない、企業から広告を取りやすくするには読者を絞った内容にして、料理の雑誌なら料理に興味のない人は買わないので、関連企業の広告を取りやすい、ということを広告会社の電通が思いついて、広告会社の主導で雑誌の企画が次々に出版社に売りこまれたという話でした。
歌謡曲の話に戻って、最近のJPopの歌詞をよく聞くと、傷ついたことがあったけど頑張って行こう、という似たような内容しか耳に残らないのです(申しわけないけど)。同じ歌を好きな人がいるという共感がなかったら、それでも好きだといえるでしょうか。でも今は、一つの独立した作品ということではなくて、若い人たちの社交の場を抜きに語ることはできないのでしょう。ミュージカルの挿入歌だけ聞いて意味がわからないといってるようなものなのでしょうか。

Trackbacks

コメント

< 世代と小グループ | top | 怪我の功名 >