『百万人のお尻学』

山田五郎著『百万人のお尻学』(講談社)という本を拾い読みしました。ほとんど女性のお尻についての本なのですが、中世までのヨーロッパでは「女性の魅力は胸と腰、男性の魅力はお尻と脚」だったそうです。女性は腰のふくらんだロングスカート、男性はミニスカートにタイツという服装です。
 ヨーロッパの文化の基底には3つの要素があるとか。服装からいうと、
(1)ギリシャ・ローマのゆったりしたスカート。男女とも。
(2)北方のゲルマンの防寒に適したズボン。ローマ帝国が支配を広げたころ、傭われた兵隊さんがズボンをはくようになったらしいです。
(3)ユダヤ・キリスト教文化は立体裁断の服に貢献したとか。拷問具のような貞操帯やコルセットから、見事な裁断技法が発達したというわけなのでしょう。
 日本の和服はスカートの一種ですから、ギリシャ・ローマに似ています。日本人が庶民までズボンをはくようになったのは、やはり明治以後の洋風軍隊の影響が大きいのかも。ももひきはズボンでなくタイツの一種なのでしょう。

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