エリザベス会館の思い出

 鹿島ナオミさんのホームページを見つけて、彼女の綺麗な写真を一目見て気に入ってしまいました。そしてナオミさんのエッセイをじっくり読んでみたら、とても懐かしい名前に出会うことができたのです。
 ナオミさんはそのエッセイで「ある人との出会い」について述べています。その人は、彼女がエリザベス会館で出会った人で、彼女を美しく素晴らしい写真に撮ってくれた人、彼女自身が本当の意味で自分に目覚めることになった「運命の人」とまでいう女性。ヒロヤさんです。
 ヒロヤさんは最初は確か89年の初めごろエリザベス会館のスタッフに加わったように記憶しています。当時は苗字でヤシマさんと呼ばれていました。鳩子のHPのアルバムの「Hatoco History」や「少女+α時代」のコメントにある「Yさん」のことです。小柄で丸顔の可愛い少年のような容姿、一時代の靴磨きの少年のような快活さ、そんな中に芸術的な才能を潜めていた女性でした。彼女は、半透明の布や色んな小道具を上手に使って撮影をしてくれたとナオミさんは書いていますが、ごく最初のうちは彼女は自分のアイデアは控え目だったような気がします。
 私が二度目に彼女に撮ってもらった写真が、上の左のものです。このときは彼女がお人形さんのようなポーズをしてくれと言ってきて、あたしがとっさにとったポーズがこの写真です。面白いのが撮れたと彼女も喜んでくれました。その一瞬をのがさず彼女も撮ってくれたわけですが、いかにも決まりきったポーズではない変わったものが撮れたときは、彼女は少年のように目を輝かせて喜んでいました。

 あたしもやがて常連会員を退き、92年頃エリザベス会館亀戸移転のころは彼女はスタッフからいなくなっていて、淋しい思いを感じたのですが、まもなく復帰して、それからが彼女が自由に才能を発揮した時期だったのだと思います。ただこの時期はあたしは稀にしか会館を訪れなくなっていたので、彼女に撮ってもらった写真の数は多くはありません。

 左は99年の撮影で、布を使っているのも彼女のアイデアで、彼女の言うがままのポーズをとってみました。そのままでは使えない写真なので斜めにラインを加工してあります。(背景が肌色に近いピンクのため、インスタント写真の色のバランスの反応がイマイチではありますが)
 実はその後、彼女はエリザベスから退いてしまったようなのです。
 たくさんの素晴らしい写真に対して、あたしはきちんとお礼を言ったこともなく、このままでは本当に心残りなので、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当に素敵な写真をありがとう。

(鹿島ナオミさんもHP上で感謝を述べていらっしゃいました。このページの写真はすべてヒロヤさんの撮影です) 2003/10/24

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